「Karen EYEBROW DESIGN」眉カット技術普及の展望・展開

 

全国の駅チカ・駅ナカにヘアメイク専門店を展開するatelier haruka(運営:株式会社 アトリエはるか、西原良子代表取締役社長)は、2023年3月21日にアイビューティー専門店『Karen EYEBROW DESIGN グランスタ丸の内店』をオープンし話題となっている。全国に62店舗を展開するヘアメイク専門店atelier harukaとは別に、アイビューティー専門店『Karen EYEBROW DESIGN グランスタ丸の内店』が旗艦店となり眉カットのノウハウを開放、全国の美容室に普及していく方針を立てている。

今回は、「Karen EYEBROW DESIGN」のアシスタントマネージャー兼トレーナーを務める重光愛子さんにお話を伺った。

 

重光愛子さん(しげみつあいこ)
愛知県出身。大学を卒業後、2012年アトリエはるかにアルバイトとして入社。
働きながら通信の美容学校に通い美容師免許を取得。その後正社員となり、店長を経て本部に異動し、スーパーバイザーや教育担当、マネージャー、商品企画部などさまざまなポジションを経験。
入社から延べ 22,000 人の眉毛を 整えてきた実績を生かし「Karen EYEBROW DESIGN」のアシスタントマネージャー兼トレーナーに就任。今後は全国の美容師に眉の技術を提供していく。

 

atelier harukaの半数以上のお客様が選択する、眉カット

 

全国の駅チカ・駅ナカにヘアメイク専門店を展開しているatelier harukaでは、結婚式やパーティなど特別な日のヘアメイクに利用するイメージが強いが、年間75万人のお客様の内、35万人が眉カットメニューを選択するという。また、コロナ禍でお客様の来店が減少した期間も、眉カットに関しては女性が1.41倍、男性に至っては3.64倍と需要の拡大があった。(コロナ前の2019年とコロナが明けたと考えられる2022年の比較)

全国年間35万人の眉毛をカットするというアイブロウメニューの需要の高さが、ヘアメイク専門店によるアイブロウナレッジ「Karen EYEBROW DESIGN」スタートの大きなきっかけのひとつになっている。

 

 

「Karen EYEBROW DESIGN グランスタ丸の内店」の反響

 

「Karen EYEBROW DESIGN」の旗艦店であるグランスタ丸の内店は、半年経たずして来客数3,000人を達成した。予約のお客様はもちろん、飛びこみのお客様も多く、場所柄もあり会社員の人の割合が高いという。店内が見えるつくりになっているため、男性のお客様も、中に同じ男性客がいるのを見て入りやすさを感じ、立ち寄る人も多い。

眉カットのほかにも、眉毛ワックスやブロウリフトをはじめとするアイブロウメニューが揃っているが、やはり断トツの人気メニューは眉カットだ。atelier harukaでは眉カットが1800円だが、『Karen EYEBROW DESIGN グランスタ丸の内店』では2000円に価格設定しており200円高くなっているが、それは専門店としてお客様1人1人への丁寧なカウンセリングや1人1人に合ったメイクアイテムのご紹介などに力を入れているためである。

眉カットに求めているものは男女で差があり、女性は、似合わせやメイクのしやすさ、悩みの解消、男性は、スッキリ感・清潔感を重要視する方が多い。自分はこういう眉毛だから仕方ない!と思い込んでいる人が多くいるが、わずか10分でこんなに印象が変わるんだと驚き喜ぶお客様がほとんどだ。眉カットは一度受けると、お客様の生活の一部になり毎月整えたくなりリピート率も高い。

ヘアカラーやヘアカットのように、毎月美容室で受けるメニューになり得るのではないか。

 

眉カットを新メニューに!現在、約60名が受講し全国の美容室でサービス提供中

 

「Karen EYEBROW DESIGN」の眉カットメニューは美容室だからこそ、導入メリットが高いサービスであるという。研修は4回、約1か月間行われ、各研修の間には課題とフィードバックがあり、眉カットの技術をしっかり身につけられる充実した内容になっている。現在の受講者は60名ほどだがスタイリスト、アシスタントを中心に全国で広がりを見せている。美容室では施術の隙間時間を活用したり、入社して間もないアシスタントの活躍などサロン全体の売上向上などのメリットがある。

現在受講している人のほとんどがサロンからの指示ではなく、美容師個人が技術を身につけたい、売り上げをのばしたいと前向きな気持ちで受講を希望している。受講条件は美容師資格所持者となり、現在の受講者は9割が女性、男性が1割となっている。

 

 

 

また顧客データなどをもとに開発した店販品の「使いやすい」プロコスメも魅力的だ。店販を苦手としていた受講者も多いが、使用していたアイテムを紹介するスタンスで販売するとお客様も喜んでくれるという。

店販品は必須アイテムのみを取り揃えており、現在4アイテム となっている。その中でもKaren EYEBROW DESIGN デザインスクリュー(H:細め、硬め)が特に人気が高い。眉毛1本1本を繊細に描くしずく型で、毛があるように自然に見せられるアイテムで重光さんも一押しアイテムとのこと。

「黒髪だからグレーかな!」と何となくアイテムを選んでいる人も多いが、プロのアドバイスで選ぶアイテムで印象もグッと変わる場合がある。

 

 

 

全国の美容師と共に、どの街の美容室でも、メイクアップができる世界へ。まずは目元から。

今後の展望について重光さんは「自分の眉に自信がなく、今の眉が自分に似合っているのか分からない、と思っている人は非常に多いと思います。全国どこに住んでいる方でも、いつも行っている美容室の信頼する美容師さんからKaren EYEBROW DESIGNの眉カットが受けられるように、広げていきたい。そして自分に合う眉、自分に合うアイテムを使っている人が増えてほしいです」と語ってくれた。

 

眉メニューを表示している美容室はまだまだ少なく、眉メニューの導入はビジネスチャンスと言える。ヘアカラーやヘアカットのように、毎月美容室で受けるメニューになる可能性が高いと思われる。