【連載】アイビューティー業界の〝パイオニア〟トップエレガンス. が答える『アイリストの疑問』
長年に渡る技術研究と商品開発で、常にアイビューティー業界をリードする株式会社トップエレガンス. がアイリストから実際に寄せられた疑問や質問に答えるコーナーです。
今回は高田芳江会長が担当してくださいました。
会長 髙田芳江
まつ毛カール施術の際に、パッチテストをするという事が色々なサロンやスクールのSNS等に出ています。
そのため「パッチテストは必要なのか、SNS等によく書かれているパッチテストの方法は正しいのか」という問い合わせをよくいただきます。
あくまで私の知識と見解ですが、パッチテストをする理由がまつ毛カールの施術のために特定しているのであれば、目元以外で行う事はあまり有効ではないと思います。
肌へのパッチテストで問題なかったとしても、目の周りの皮膚はもっとデリケートであり、粘膜近くに施術するので赤みやかぶれのような症状が出る恐れがあるのです。
普段何もなくでもその日の体調でも出ることがあります。
また、まつ毛カール施術で起こるアレルギーの原因はクリームだけではなく塗布したグルーが原因であることも多く、直接貼るロットの素材が合わない事もあります。
パッチテストで何かを正確に知りたいのであれば、施術前に皮膚にクリームとグルーとロットも貼って2日くらい置いてテスト結果を見るしかありません。
見えないように内腕で行ってお帰り頂き、さらに2日間様子を見てからサロンへ見せに再来店して下さいというのも現実的に難しいと思います。そして、それでも全てが分からないのがアレルギーです。
施術前にパッチテストをする必要性があると考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、弊社では上記の見解でサロン施術者がお客様にパッチテストのご提案をすることはしません。
もし、お客様からパッチテストをして欲しいという申し出があった場合は、お断りするという事も検討されたほうが良いと思います。
そのような場合、弊社でも時にはお客様とサロンお互いのためにお断りさせていただくこともあります。
パッチテストをご希望されている理由が施術や体質に不安点があるからだと場合が多く、トラブル繋がりやすい傾向にあるためです。
もちろん、最初からお断りするのではなく、まずカウンセリングをしっかり行い、さらに施術方法や使用するものや各成分をわかりやすく説明をしてそれらをご理解いただけた場合はお客様と一緒に決め施術を行います。
ただ、これもまた私や弊社の施術者の長年の経験による個人的な見解です。
尚、まつ毛カールに特定してはいませんが、パッチテスト自体は同じことですのでこのサイトをご覧けたらとても参考になると思います。
■パッチテストの真実ドクターコラム(松田知子皮膚科医院 )
https://tomokohifuka.com/column/12_patchtest.html
■パッチテストについて(アクセーヌ公式 )
https://www.acseine.co.jp/shop/pages/counseling_skin_allergy_test.aspx
■パッチテストの方法!ヘアカラーの前にもパッチテスト (日本訪問美容リベルタ )
https://libertasalon.jp/nagareyama/alergy
会長 髙田芳江
1998年にアイラッシュ・アートメイクサロンを創業し、20年以上、「今、世の中にまだない、お客様ひとりひとりにフィットする美」を最前線で開発・提供し続けている。
開発まで試行錯誤を繰り返し、現在もアップデートを続けるオリジナルアイラッシュロットは累計150,000個以上の売上を誇り、「プロが選ぶまつげカールアイテム品質満足度No.1」として、現在も高い支持を得続けている。