【連載】アイビューティー業界の〝パイオニア〟トップエレガンス. が答える『アイリストの疑問』
長年に渡る技術研究と商品開発で、常にアイビューティー業界をリードする株式会社トップエレガンス. アイリストから実際に寄せられた疑問や質問に答えるコーナーです。
今回は高田芳江会長が担当してくださいました。
会長 髙田芳江
A.グルーばかりが緩ませる原因ではなく、施術中のちょっとしたをポイント変えるだけで緩みは激減します。
1つは張り付け方、2つ目は補強、3つ目はセットクリームの塗布や塗り替えの時です。
確かに「グルーのせい」という思われる方が多く、お問い合わせを頂きます。
しかし、通常に保管・使用している場合、グルーの成分が劣化するという事はあまりありません。
よくあるご質問なので、数回に分けてお話していきます。
まずは今回、グルーの特性とその扱い方をお伝えいたします。
施術中のちょっとしたポイント変えるだけで緩みは激減しますので是非参考にしてください。
グルーの特性とその扱い方について
【水溶性グルー】
サロンで一番使われているのは、水溶性のクリアタイプだと思われますが、水溶性のグルーはすぐに固まらず、徐々に固まっていきます。そのため、グルーを付けてすぐにロットに張り付けてもなかなか張り付きません。
ロットに付ける時は、まつ毛にグルーを塗ったら、そのまま少し乾いて粘度が強くなるのを待ってから施術しましょう。水溶性のグルーは、半乾きの状態が一番よく付着します。
また、クロスした毛や方向性の悪い毛などを簡単に整え直しことができるのも利点です。調整したい部分にもう一度塗布すると、ロットのその部分が少し緩むので、丁寧に直すことが出来ます。
水溶性のグルーは、開封後徐々に固まってきます。その時には希釈液などで調節して使用します。
アイリストの中には、少し粘り気のあるグルーが好きな人や、サラサラのグルーが好きな人がいると思われますが、自分の好きな施術方法や、貼り付けの道具などで粘土を調整するのがいいでしょう。
【ラテックス系グルー】
水溶性のグルーではなく、「ラテックス系グルー」を使用した場合は、水分に強いので緩むことなく、まつ毛がしっかりロットに貼り付きますが、張り付いたまつ毛の調整が出来なくなります。
無理に整えようとした場合は、まつ毛が抜けてしまうこともあるので注意しましょう。
※次回は、ロットからまつ毛を緩ませないワンポイントテクニックをお話したいと思います。
会長 髙田芳江
1998年にアイラッシュ・アートメイクサロンを創業し、20年以上、「今、世の中にまだない、お客様ひとりひとりにフィットする美」を最前線で開発・提供し続けている。
開発まで試行錯誤を繰り返し、現在もアップデートを続けるオリジナルアイラッシュロットは累計150,000個以上の売上を誇り、「プロが選ぶまつげカールアイテム品質満足度No.1」として、現在も高い支持を得続けている。